外科
Introduction
外科の紹介
当院では、高リスク麻酔や設備を要する手術を本院の日本動物医療センターと協力して行っております。
本院の外科チーム・入院チームとのスムーズな医療連携により、いざという時に安心していただける体制を整えています。
Consultation
外科にご相談が多い不調
主な体調不良の症状
- 骨折や脱臼:落下事故や先天性の問題による整形学的な病態
- イボやしこり:体表面の良性腫瘍から、体内の悪性腫瘍まで
- 消化器系の異常:誤飲による胃内異物や腸閉塞
- 泌尿器系の問題:尿管結石や膀胱結石
- 怪我や外傷:深い切り傷や噛まれた傷
外科の特⾊
本院との医療連携
カルテの共有や日常的なスタッフの行き来により本院との緊密な医療連携が可能となっています。そのため、一般的な動物病院では対応できず他施設への紹介が必要な高度な手術や専門的な治療が必要な場合でも、スムーズに対応できるようになっています。必要に応じて当院の獣医師や愛玩動物看護師が手術や術後の入院管理に立ち会ったり、執刀医との術前後の連絡や面会をオンラインで受けていただくことも可能です。
専門の外科チーム
当グループには、各種認定資格を有する外科を得意とする獣医師による専門の外科チームが存在しています。経験豊富な獣医師たちが外科治療にあたり、術後管理も24時間体制で入院看護が完備される国内有数の高品質な獣医療サービスを提供しています。
内視鏡外科手術に特化した
医療チーム
当グループでは、内視鏡外科手術に特化した医療チームも在籍しています。内視鏡外科は、5mm前後の小さな切開から高性能機器や高画質カメラを挿入し、画面を見ながら拡大視野で手術を行うため、動物の体への負担が少なく、回復も早いというメリットがあります。
Surgery results・Surgical team
JAMCグループの
手術実績・外科チーム紹介
瀬尾(せお)獣医師
本院軟部外科主任
当グループの外科チームは整形外科・軟部外科・内視鏡外科に大きく分けられています。
整形外科主任は本院院長の有藤獣医師、軟部外科・内視鏡外科主任は本院副院長の瀬尾獣医師が勤めており、そのほかにも複数の優秀な外科スタッフがチームで手術を担当しています。
整形外科では橈尺骨、脛骨、大腿骨、骨盤などの一般的な骨折の整復手術から、膝蓋骨脱臼の整復術や前十字靭帯断裂のTPLO術など高度な手術まで幅広く対応しています。また、術中術後の疼痛管理(神経ブロックや麻薬性鎮痛剤)やリハビリテーションにも力を入れ動物が快適に回復へ向かえるよう多面的なサポートをしています。
軟部外科では腫瘍外科・消化器外科・泌尿器外科・肝胆道外科を中心に様々な術式に対応しています。腫瘍外科はグループ内外の腫瘍科獣医師と連携し手術計画をたて、術後の抗がん剤プロトコルなども検討しています。緊急性の高い腸閉塞・胃拡張胃捻転症候群・尿路閉塞・腹腔内出血などは夜間でも手術が可能な体制となっています。また、尿管吻合術や胆嚢・肝葉切除術などの高度な技術・設備を要する手術の実績も多数あります。
内視鏡外科は主に避妊手術・腹腔内潜在精巣などの予防手術が適応となります。それ以外の高度内視鏡外科手術に関しても、外部の著名な獣医師・医師の指導のもと適応手術を増やしています。安全性が高く、動物にも優しい最先端医療にご興味がある方は気軽にご相談ください。